成女学園は1世紀以上の伝統を持つ高等学校です。
生徒たちは、アットホームな雰囲気の中、日々笑顔の絶えない穏やかな学園生活を送っています。

成女学園中学校・成女高等学校のブログです。
学園の日々の様子を、学校長および編集委員が中心になってお届けします。
成女学園ブログ
体育でダンスが始まりました♪
更新日:2020年07月13日
体育の授業では、ヨガと新しくダンスの授業を取り入れています。
今年は[Alexandros]のワタリドリの曲で生徒ひとりひとりお気に入りのバンダナを持って踊ります。
とてもアップテンポの曲で振り付けも難易度が高くなっています。
今後、練習風景をお知らせしていきますので、お楽しみに!!
〔編集委員〕
小泉八雲 「怪談」⑤
更新日:2020年07月12日
八雲が日本で接した原話は妻セツの口から語られたもので、セツ自らの言葉で語ってもらうことを望み、怪談好きの八雲は薄暗いランプの光の中で息を殺して聞き入っていたらしいです。今の成女学園の地で妻の語りで怪談話に耳を傾けていた八雲は、外国人の目から見る日本と、いつしか日本人より日本人らしくなった視線を持っていたのかもしれません。怪談は海外にも紹介され、多くの人々に愛されました。それはたぶん恐ろしいお話の中に、戒めが隠されているからだろうと思います。ただ怖がらせるだけのお話では文学とは呼べない所以です。
怪談・・・成女学園にも実は学校の怪談があるのかも?蔦の生い茂った一番古い4号館は大正15年に建てられ、戦時中は学校の一部を事業所の工場として使用し、生徒も事業に従事させられたといいます。内部は空襲で焼けたものの、一部外壁は当時のままだとか・・・きっとそんな戦時中にまつわる怪談が・・・。と思いきや。何にもないのです(*^▽^*)ちょっと物足りない寂しいような気もしますが、八雲の怪談で我慢してください。
戦後すぐに作られた木造のレトロな階段はありますが、なんかなんか大正ロマンを感じさせる階段です。
お後がよろしいようで。
〔編集委員〕
梅雨は明けませんが…
更新日:2020年07月11日
ツタに覆われた校舎、そして中庭にはいろいろな植物が植えられている。新宿の真ん中にあるとは思えない。今この季節、私たちの眼を楽しませてくれている緑と花達。生徒も教職員も癒されています。
〔編集委員〕
数学を勉強するチャンスが増えました!
更新日:2020年07月10日
今年度より資格取得講座がパワーアップしていますが、その中には数学検定も含まれました。
数学検定はあまり聞き馴染みのない検定かもしれません。しかし、この数学検定は、教科書の内容をしっかりと理解していれば大丈夫です。数学に対して興味がある生徒は基本の級から、受験で数学を使うかも…という生徒は受験勉強の習熟度チェックとしても有効です。
今年度から新たに加わった数学検定に挑戦するという皆さんを、数学科の先生たちは待っています!
〔編集委員〕
社会科目も資格取得に力を入れています!
更新日:2020年07月09日
今年度から英語検定や漢字検定だけではなく、さまざまな資格取得に力を入れていきます!
今回は社会科より紹介します。
社会科では新しく、「世界遺産検定」を実施していく予定でいます。世界遺産検定では、日本や世界各国の世界遺産の背景や特徴を学んでいき、生徒たちに遺産の正確な知識と保護する大切さを学んでほしいと考えています。
学校の授業だけでは学べない世界遺産の隅々まで一緒に学べるのを楽しみにしています!
〔編集委員〕
大人の一歩 美しく!!
更新日:2020年07月08日
コロナ禍が日本中を席巻している中、自分の成すべき事を『脚下照顧(きゃっかしょうこ)』の如く、見つめてきた高校3年生は久しぶりに対面で、ソーシャルマナーの授業で面接練習をいたしました。
(立てば芍薬のように、)息を整えながら背筋を伸ばす姿は凛として美しいもの
でした。
〔編集委員〕
自分の適性を知り、進路選択の方向性を決めよう!
更新日:2020年07月07日
高校1,2年生は先日、適学適職診断を実施しました。
生徒は、自分の診断結果を振り返って、適性が高い学問や業界を調べました。適性だけではなく、興味関心も大事にしながら、自分の適性への理解や学問・業界に対する知識を深められたと思います。
適学適職診断を通して、将来の夢を明確にし、夢の達成に必要な進路選択をしていきましょう。
〔編集委員〕
学校と保護者が一丸となってこの難局を乗り越えます!
更新日:2020年07月06日
2020年も半年が過ぎ、7月に突入しました。
徐々に暑さも増してきましたが、成女では本日より期末試験が始まりました。
4月から、生徒は自宅でも教員とオンラインで情報共有できるように整備し、さらに5月からはオンライン上でリアルタイムでの授業を再開してきました。また、先週より感染症対策を十分に行った上で通常登校が再開したこともあり、無事に期末試験が実施できました。
これは教職員の努力だけではなく、保護者の方々の協力があってのことです。
保護者の皆様、改めましてありがとうございます。
〔編集委員〕
受験の合否は入試の準備段階で決まる!
更新日:2020年07月06日
各大学・短期大学・専門学校でオンラインを活用したオープンキャンパスが実施されています。
高校3年生の生徒を中心に各志望校のオープンキャンパスに参加する生徒が増えてきました。
参加した生徒は自分が受験生だということを改めて自覚し、日々頑張っていると思います。
特に推薦入試やAO入試を考えている生徒は、早い学校だと夏の時期から受験が始まります。
そのため、今のうちに面接や小論文・自己PRの対策を受験日までに少しでも完成度をあげていく必要があります。
自粛期間が明け、学校に登校できるようになってきましたので、担任の先生や進路担当の先生と一緒に対策を練って頑張っていきましょう。
〔編集委員〕
小泉八雲 「怪談」④
更新日:2020年07月05日
さあ、八雲の「雪女」、あらすじも最後です。
⑪だが、ここで寝ている子供達のことを思えば、どうしてお前を殺すことができようか。この上は、せめて子供達を立派に育てておくれ。この先、お前が子供達を悲しませるようなことがあれば、その時こそ私はお前を殺しに来るから……」
⑫そう言い終えると、お雪の体はみるみる溶けて白い霧になり、煙出しから消えていった。それきり、お雪の姿を見た者は無かった。(終)
いかがですか?これが小泉八雲版「雪女」のお話です。地域によっては伝承が違っているかもしれませんが、命と引き換えに交わした約束の重要性はまさしく後悔先に立たずですね。まあ人を殺めておいて取り交わされた、ある意味脅迫めいた約束に、はたして正当性があるのかは別として、妖怪なる異種のものに命を救われ、「雪女」なのに雪解けを感じる情を交わして、ほんの思い出話のつもりが取り返しのつかない状況へとなってしまう約束の重さが、恐怖よりもこの怪談からは伝わってきます。八雲は再話物語を通して、怖いお話ではなく、霊や妖怪といった異種のお話から、道徳観を伝えたかったような気がするとともに、日本の文化・風土・精神に強い興味を抱いていたことがわかります。(続く)
〔編集委員〕